セクションのご紹介

看護部 1病棟(特殊疾患病棟)

長期入院患者さんのケア、看取り看護も行っています。

ご高齢の患者さんが多く入院されている病棟です

1病棟は高齢化に伴いADLの低下や、骨折などの身体的疾患による後遺症の為、日常生活に支障が見られ自宅や介護施設での適応が困難な患者さんが多数みえます。そのような方々は身体的症状を受け入れられず、不安等の訴えも多くなります。そういった精神症状の安定をはかる為の取り組みが「カンフォータブルケア」といいます。カンフォータブルは英語で「心地良いこと、快刺激」と訳されます。認知症患者さんが心地良いと感じる刺激を提供することで、周辺症状を軽減するためのケア技術です。この技術を取り入れることにより、患者さんも私たちスタッフも自然に笑顔が生まれます。
毎朝朝礼時にはスタッフ全員で10項目の唱和をし「今日も笑顔で患者さんと共に頑張ろう」と1日が始まります。

【毎朝唱和をする10項目】
1.常に笑顔で接する
2.常に敬語で接する
3.相手と目線を合わせる
4.相手にやさしく触れる
5.相手を褒める
6.こちらから謝る態度を見せる
7.演じる要素を持つ
8.気持ちに余裕をもつ
9.相手に関心を向ける
10.不快なことは素早く終わらせる

これからも結果だけを見るのではなくそこに至った原因を探りながら敬う看護、寄り添う看護を目指して取り組んでまいります。

患者さんの「声にならない声」を逃さない

入院が長期の患者さんが多く、車いすから寝たきりの患者さんがほとんどです。病床において自身で身体を動かすことが出来ず、排泄介助、体位変換などのケアを必要とされる患者さんが8割以上いらっしゃいます。高齢者の方は自分の思いをうまく言葉で伝えられないため、小さな変化に気づくなど細やかな体調管理が大切です。今この患者さんには何が必要なのか“見極める力”“小さな変化の気づき”などが大切になります。
快適で安心、安全な入院生活を送っていただき、日々の生活の中に楽しみを感じられるよう季節ごとにレクリエーションも行っています。また残された機能を少しでも活用できるよう体操やマッサージも取り入れています。
その人らしい生活を支持し、一人ひとりに寄り添う看護が提供できるよう日々努力しています。

当院で最期を迎える方の旅立ちもサポートしております

加齢に伴い様々な身体疾患を合併している患者さんも少なくありません。終末期を迎えた患者さんを看取る機会もあります。人生の最期に携われる事は、看護師としての“やりがい”と感じ、誇りを持って取り組んでいます。
看護師間あるいは医師、薬剤師、栄養士など他の職種のスタッフともカンファレンスを行い、方向性を統一しています。人生の最期を迎えるまで、その人らしく生きられるよう環境を整えていくためには患者さんがどういう思いでいるのか、何を求めているのか、を引き出すコミュニケーションが大切です。また表情やいつもと違う様子、行動など非言語的表現によって自らの意思を伝える事が困難な患者さんの思いを聞き取れる看護は、終末期の大切な要素のひとつです。

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診療案内

  • 診療時間
  • 休診日 :日曜、祝日、年末年始(12/29〜1/3)
  • 0594-48-2171
  • お困りの場合は当日の診察、午後の診察も可能な限り対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

アクセス

【電車でお越しの方】
養老線「多度駅」下車 徒歩10分
【お車でお越しの方】
東名阪自動車道 桑名東インターより約15分

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